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総話数75話は、サンライズの完全オリジナル作品としては最長である。原作のある作品を含めても、現在放送中の『ケロロ軍曹』、『犬夜叉』の全167話、現在放送中の『銀魂』、『ミスター味っ子』の全99話、『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』の全83話に次ぐ第6位である。なお、宇宙世紀シリーズのガンダム(各作品合計191話)、『激闘!クラッシュギアTURBO』と続編『クラッシュギアNitro』(68話と50話の合計で118話)、『機動戦士ガンダムSEED』と続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(共に50話で合計100話)、『シティーハンター』シリーズは、基本設定は共通であるものの、連続して制作されていない、または単一タイトルではないため、ここでは除外している。
本作は飛び抜けて良い視聴率を残した訳ではなかった。キー局での裏番組は女性ファン中心に人気のあった『六神合体ゴッドマーズ』で、当時はまだ家庭用ビデオ機の普及率が低く、アニメファンは『ダグラム』視聴派と『ゴッドマーズ』視聴派に分かれていた。しかし本放送時の視聴率そのものは、サンライズのオリジナル作品としては『トライダーG7』に次ぐ歴代2位を記録している。
玩具など
ガンプラに始まる当時のアニメプラモデルブームを受け、タカラ(現タカラトミー)がプラモデルを中心とした商品展開を行っている。主力商品となったのは高価格帯の1/48スケールと低価格帯の1/72スケール、2系統のプラモデルでSAK(スケールアニメキット)というシリーズ名が冠されていた。その他、価格が300円で箱の大きさが統一され、機体のスケールは不統一なコレクションシリーズも展開されている。なお玩具メーカーであるタカラは、スケールモデルの金型制作技術や下請け金型屋のつてを持たなかったため、模型メーカーであるニットー(日東科学教材)の協力のもと、シリーズを展開していた。
1/48スケールではデロイア7(太陽の牙)のキャラクターフィギュアやJロックバギー(商品名)も模型化。1/72スケールではアニメに登場する全CBアーマーが模型化という快挙を成し遂げた他、1/72ではブロムリーやアイバンといった補助車輌、デューイやマベリックといったCBアーマーと組み合わせられるサブメカも数多くキット化された。これにより、複数のキットを組み合わせて遊んだり情景模型を作ったりするなどのプレイバリューを広げた。
これらの展開とPRには、タカラが丸善と組んで発行した模型雑誌「デュアルマガジン」が大いに活用されていた。更に専用の塗料として「ダグラムカラー」も発売された。これは当時タカラから発売されていたプラモデル用油性アクリル塗料・レベルカラーを調色したもので、当時の商品パンフレット等では「日本サンライズのカラーチャートを忠実に再現したスケールアニメキット専用カラー」と謳われている。なおダグラム終了後には商品名が「タカラアニメカラー」に変更され、『装甲騎兵ボトムズ』や『機甲界ガリアン』のSAK専用カラーとして販売された。
玩具の頑丈さと模型の精密さを併せ持つデュアルモデルも展開された。“デュアル”の名称は、装甲と本体が金属とプラスチックで作られ、一部の装甲を外すと設定上の内部構造が再現されているという“二重構造”に由来している。
また、半完成品フィギュアである1/144コレクションシリーズも発売された。これは腕部を前後に振る程度の可動部分しかないが、材質はプラスチックとダイキャストの組み合わせで塗装済、付属のステッカーを貼ってマーキングする(実際は多少の追加塗装をしないと、設定書のとおりに完成とは言えない)ものだった。過去の各社のダイキャスト製ロボットトイに比べ造形はリアルになっており、価格は一機あたり1000円前後とサイズの割りに少々高めだった。SAKほどの人気商品ではなかったが、これも劇中登場メカの殆どが商品化されている。
更に、当時カバヤ食品から発売されていたビッグワンガムの系列商品として「ダグラムガム」も発売された。ガムのオマケ(実際は玩具を菓子コーナーに置くための商品で、ガムの方がオマケといえる)として軟質プラスチック(ポリ系)製CBアーマーの組み立て模型が同梱されていた。ビッグワンガムは食玩の始祖というべき商品だが、現在のものほど精密な出来ではなく、材質の特性上塗装や接着剤での補強は不可能であった。
これらの商品のヒットは、特にプラモデルジャンルでライバル企業であるバンダイの後塵を拝していたタカラを大いに勢い付ける事となった。本作が放送延長となったのも、模型等の売り上げが良かったためである。そして本作で追求された“玩具でのミリタリズム表現”というテーマは、『装甲騎兵ボトムズ』にて一つの頂点を迎える事となる。
その他
本編で「フォンシュタイン謀殺時、ラコックは機関銃を手にしていたが、直後に、銃を捨てるなどの手放す描写無しに両手で髪を整え、その場から立ち去る際には銃を投げ捨てている」という矛盾したカットがある(当然髪を整える場面は両手がガラ空きの状態なので、その前に手放す描写が無ければつじつまが合わない)。これについては高橋監督も認めているが「直すことはできたが、その方がラコックらしさが出る」ために直さなかった、「(作画を担当した)谷口さんの芝居が素晴らしく、どうしても切れなかった」とのこと。
この番組のメインキャラデザインは、脚本なども手がけるオールマイティな才人、吉川惣司が担当している(サブキャラは塩山紀生など)。彼曰く、漫画家望月三起也のようなバタ臭い印象を狙ったとのこと。しかし保守的なマニアにはすこぶる評判が悪く、頬骨の目立つキャラの多さから「デロイアの特殊な太陽光線からくる奇病である」などと、主に『アニメック』誌のライターの無責任な揶揄が飛んだ時期もあった。
当時のロボットアニメとしては異例の放映延長により75話もの長編になったにも関わらず、その後はまるで無かった事にされたかのように再評価には恵まれなかった。映像ソフト化も98年にようやくLD-BOXが発売されたが、サントラCDは未だリリースされていない。これは後番組の「装甲騎兵ボトムズ」が放映終了後から現在に至るまで、続編、外伝の新作映像化、模型やアクションフィギュア等の立体物、家庭用ゲームソフトらが途切れることなく供給されている点と対照的である。
ゲーム
ブレイブサーガシリーズ( タカラ )
『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』プレイステーション(1998年12月17日)
『ブレイブサーガ2』 プレイステーション(2000年5月2日)
『ブレイブサーガ 新章 アスタリア』ゲームボーイカラー(2001年1月26日)
サンライズ英雄譚シリーズ(サンライズインタラクティブ)
『サンライズ英雄譚』ドリームキャスト(1999年12月2日)
『サンライズ英雄譚R』 プレイステーション2(2000年11月22日)
『サンライズ英雄譚2』プレイステーション2(2002年7月21日)
『SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚』プレイステーション2(2003年9月25日)
ボードゲーム
3Dシミュレーションゲーム( タカラ 製)
『NO.1 太陽の牙ダグラム スタンレー高原の攻防』
『NO.2 太陽の牙ダグラム 激戦、カルナック山脈』
トレーディングカードゲーム
『ブレイブサーガ』(タカラ、1999年4月)
上述のゲームのカードゲーム版。